2008年5月6日火曜日

引き続き事故話

事故話の続き

入院したときには既に夕飯の時間を過ぎていたらしい。何も食事が出ぬまま、早々に消灯の時間になった。特に空腹でもないので、さっさと寝てしまおうかと思いつつも気になるのは、小便は出したものの大便は事故以来出していない事である。ドクターの皆さんの話によると、今回の傷病では歩行機能に足の痺れや麻痺、それら以外に大小便機能への影響も危惧されるらしいのである。(本当は他にも危惧される機能はあるようだが、それは置いておいて)「大便出るかなあ」「寝たまま出すのかなあ」「あの、おまるみたいのってどう使うのかなあ」と、気に病みつつ先刻紹介されたアーイーを見る。「彼女は夜はどうするんだろう。帰るんだろうか?」見ると、ベッドサイドのソファをベッドに変形させている。本当に24時間、そばにつくらしい。まるで、ちょっとした同棲である。といっても、入院中ずっとではないだろうな、と思いつつ眠りに落ちていく。
それからの二晩ほどは、安眠というには程遠い眠りだった。子供の頃に高熱を出した時、高熱の泥沼で思考停止したまま、もがくような夢を見たことがある。今回は、まさにそんな夢見。いくら寝ても寝た気がしない。熱が出ていたのかもしれないし、事故で衝撃を受けた神経に起因するのかもしれない。

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