先日読み終えた。
おもしれえ。幕末という無謀な狂気に走る美徳に酔いがちな時代に惑わされる事無く、ユーモアに満ちながらも真っ直ぐ生きる姿に感動。
今も昔も皆、過去や今のために未来を犠牲にしがちだけど、竜馬は未来のために今をこらえ、過去と戦う。しかも、得意の剣はほとんど使わず、主に頭とユーモアと足で。
そして、司馬さんの物語力もさることながら、剣術の思考を、竜馬の哲学や行動に関係づける切り口の素晴らしさよ。
なんでもっと若い時に読まなかったんだろうと思うね。いまからでも胆力を養わねば。
『映像作家・近藤勇一の日常顕微鏡と少し未来望遠鏡な言わば雑記帳』
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