2007年6月12日火曜日

スパイダーマン3

『スパイダーマン3』を新宿のバルトで観る。
盛り込み過ぎで、その上、遊びが過ぎるのに、語り口のメリハリとテンポの良さに結局楽しんで観てしまう。最後まで惹きつけつつ十分に走りきってしまうサムライミクオリティに今回もやられた。でも、サンドマンはもう少し深めてあげたいし、親友との葛藤はもっと丁寧に描いて欲しかったとも思う。
バルトは初めて行ったのだが、随分綺麗な作りの劇場で、9階の劇場ロビーまでのエレベーターも洒落た近未来風。
そんな帰りのエレベーターで、カップルの声が聞こえてきた。
男性「あのオジサン誰?」
どうやら殺されたベン伯父さんか、親友のハリーの父の事を言っているらしい。
女性「さあ?きっとそういうの推測して楽しむんじゃない?」
え?!そうか、二人は1を観ていないらしい。3は少なくとも1を事前に観てないと説明不足なのだ。オープニングの映像にイメージとしては出てくるけど、1を観た人に思い出してもらう程度で、1を観てない人に理解してもらうまでには出来ていない。ただでさえ、既にあの盛り込みようだと、加えて過去のおさらいは難しいよね。本来、推測なんて難しい事しないでも楽しめる映画のハズなんだけどね。シリーズだとこんな事もあるんだな。

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