2007年8月19日日曜日

『トランスフォーマー』のたわむCGロボ

やっと映画館にいけるだけの時間が出来たので、『トランスフォーマー』をバルト9に観にいく。土曜ではあるが、午前の回のせいもあるのか、客席はまばら。例の如く、かなり前列に座る。
さて、『トランスフォーマー』とりあえずは退屈もせずに映像を楽しめた。この手の巨大ロボのCGもすっかり実写になじむようになったなあと思う。感心したのは動いたときの時折見せる各部の「たわみ」っぷり(?)である。CG巨大ロボ映像の従来ありがちな欠点として、ミニチュア的に見えてしまうという点がある。非常にうまく背景になじませても、動くとミニチュアっぽくなりがちなのだ。対して、古典とも言える気ぐるみ巨大ロボという手法、こちらのが動いたときの巨大感がリアルに感じたりする事が多い。それは各部の「たわみ」のおかげではないかと思っていた。日常において工事現場の大型工作機械を見ていると、一箇所一動作が起こるたびに、全体にそれの作用反作用の動きが発生し、主動作以外の動きが全体に波のようにしばらく尾を引く。これである。動作物が大きくなれば大きくなるほど、このたわみは大きく、そして時間軸上も残ることとなる。これの正確な用語はわからないので、とりあえずここでは「たわみ」とする。ロボではないが『ガメラ3』において、ガメラの着ぐるみの甲羅を構成している無数の小さな殻がそれぞれ別々に動くようにしてあり、ガメラが動くごとに複雑な作用反作用をおりなしていたのは、まさにこのたわみを表現として昇華していたと思う。従来のCGロボは、なかなかこの辺がいまひとつで、モーションキャプチャで動きをつけるぐらいなら、いっそ気ぐるみを着てしまって、そのパーツごとにモーションキャプチャしたほが良いのではないかと個人的に思っていたのだが、今回の『トランスフォーマー』のCGロボは果たして十分たわみを表現しえていた。いったい、CGの演算のみで表現したのか、あるいはモーションアニメーターのセンスなのか、あるいは僕がかんがえていたようなパーツのモーションキャプチャなのかはわからないが、よく出来ていたと思う。
ただ、たわみのような表現にこだわりすぎると、時間がゆっくり流れてしまい、戦闘がプロレス的動きになってしまいがちである。着ぐるみ怪獣対決ものの多くがそれが醍醐味になりつつも、それが限界になっている部分である。またしても平成ガメラを引き合いにだすなら、この対応策のひとつとして、画面アクションノイズ(と勝手に命名、主にカメラブレ、モーションブラー、蜃気楼、フォーカスのぼけ発生、これらと併用の爆発、突然のハレーション)の付加と共にカット割を多くしてリズムを細かくし、むしろたわみ表現が入り込めないようにし、アクション文体のみの簡潔さとリズムに絞り込む手法がとられていた(と、聞いたわけではないので、観ていて勝手にそう思った)。今回の『トランスフォーマー』もかなりこの手法がとられていて、と言うよりも、戦闘シーンではこの手法ばかりで、ずっとブレブレの手持ち風。言わば、戦闘シーンは観客の頭をつかんで終始ユサユサ揺すっているようなもので、ここまでやられると、観づらくなってくる。「もうちょっとしっかり見せてくれよ」と思ってしまうが、おかげで効果のアラは随分隠せてはいる。良くも悪くも、この辺のごまかし力技の圧倒的物量戦にもハリウッドパワーを感じたりもする。
と、映像も楽しめ、考察も色々できて楽しめたのだが、いわば表面的エネルギー活動観察に終始して、観終わって心に残るものがない。一応、色んな人種の人を出したりして文化の多様性を見せようとはしているのだけれど、どうにも侵略に対するこの手のハリウッド映画がもつアメリカ謳歌ののん気さは自らが現実に加害者たりえてきたその歴史に無頓着すぎる気がしてしまう。とはいえ、そんな事は、のんびり島国の観客席に座ったまま神聖な血統を気取りがちな日本人に言われたくない事かもしれないけどね。

2007年8月18日土曜日

燃費記録

メータ指示52154kmから52452kmの298km走行で37.76リットル使用。よってリッター約7.89km。
燃費ひどく下降。前回が良すぎたので、前後あわせた誤差で考えれば良いのかな??様子見かな。( 11.57 → 10.24 → 8.99 → 9.92 → 11.91 → 7.89)

2007年8月15日水曜日

エドワード・ヤン

知らなかった。恥ずかしながら、知らなかった。エドワード・ヤン監督が亡くなっていたなんて。ショック!。エンドワード・ヤン監督の『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』は、僕が見返した回数の多かった映画としては、おそらくベスト3に入るはず。少年期のずるいぐらいの純粋な感情の機微を突きつけられる作品だった。そう、残酷なぐらいに。あのフィルム表現ぎりぎりの暗闇と照らす小さな光はまさしく、人間ドラマとしての心の闇と光。ぜひとも、またフィルムで見直したい。どこか上映してくれないかな。

2007年8月13日月曜日

代々木のペルセウス流星(群)

やっと終わりが見えた映像編集仕事、最後のテープ出力(2時間!)をセットして、ラシーンに乗って深夜の代々木公園に向かう。今夜はペルセウス流星群、まさに観測に良好な夜空だという。深夜とは言え、さすが代々木公園、暗闇を歩いていると、突然人の気配があったりして驚く。向こうも僕の気配に驚いてる事だろう。そして、中央の開けた場所で、ひとり寝そべる。10分ぐらいかな、空を見上げ続けた。流れ星は…ない。いい加減、代々木じゃ無理かと諦めかけた頃、ひとつだけ光跡が夜空に刻まれる一瞬。やや黄色身を帯びた流れ星。ちょっと満足。もっと見れるかと、そのあと30分ほど見上げ続けたが、収穫なし。代々木の夜空のペルセウス流星群は群じゃなかったです。。。
そういえば、見上げる中で、2回不思議な光を見つけた。方角は定かでないが、多分西から東へ、ゆっくり移動する光があった。飛行機にしてはあまりに上空過ぎると思う。人工衛星だったのかな?

2007年7月31日火曜日

燃費記録

メータ指示51866kmから52154kmの288km走行で24.19リットル使用。よってリッター約11.91km。
燃費かなり上昇。おそらく、高速道路での移動がほとんどだったせいだろう。( 11.57 → 10.24 → 8.99 → 9.92 → 11.91)
たしか9月で購入1年になるはず。しかし、相変わらずバックでの車庫入れはヘタ。。。

2007年7月26日木曜日

長野博文氏『十五の光』

2月の北海道撮影でお世話になった長野博文さんの写真展『十五の光』が本日より開催。そのオープニングパーティーにお邪魔してきた。
独特の透明感あふれる少女達の写真。明暗のグラデーションの中に染み込んだような空色が浮かび上がるのが印象的。これはきっと、少女達の無垢な体に瞳に青空を染み込ませたんだろうな、なんてことを想像しつつ鑑賞させていただく。デジタルでのタレント写真に透きとおった詩を織り込める稀有な人だと思う。
銀座キヤノンギャラリーにて8/1まで。

2007年7月24日火曜日

高さだけでなく深さ

人と人の間の中で物を作っているときに、人の能力の高さが話題にあがることが間々ある。しかし、こういう仕事をしていると、むしろ高さにおける比較ではないところで、物を作る場を暖めてくれる方々に出会い、助けられる事しばしば。これは高さでなく深さだなって、ふと今日思った。それは比較自体ばかげている大きさの部分なんだとうなと。